私の国に住んでくれる点には感謝していますが、長期休暇には必ず母国へ帰ろうとします。


だから、「温泉にのんびり行きたい」「子供が海水浴に行きたがっている」というリクエストは間違いなく却下されます。「普段は会えないおじいちゃん、おばあちゃんに会える!」という名目で、強制的に長距離フライトに乗せられてしまうのです。


行きたくもない国、積み立てを要するほどのバカ高い旅費、肩身の狭い実家滞在、口に合うものがない食事、リクエストされて入手に苦労するお土産をわざわざ持参しなくちゃならないし。


ちなみに家族で行くと、1.5か月分の旅費がかかります。多い時には年に2回。あ~、貯金したい。せっかくのバカンスなのに、楽しんでいるのは当人だけというお粗末さ。子供も自主性が出てきたので、なんとなく気が進まない気配が感じられます。


この子が「行かない」と主張を始めたら、私も堂々と行かない宣言をするつもり。どうぞ、お一人で好きなだけお出掛け下さい。両親に会いたい気持ちは理解できるけど、家族が払う犠牲の大きさにも気づいて欲しいのです。