実質何円になってもローンを組んでいることに変わりはない

20160613001

実質○○円問題

実質0円で良く販売していたなと、その時代が懐かしく思う今日この頃、問題は金額ではないと言いたいのですが・・・。

実質0円は、総務省がダメと言っているわけで、これが実質数百円ならばOKなのでしょうか。実質720円ならOK?じゃあ実質24円ならどうなの?

結局、実質0円の問題は、お客のわからないところでローンを組ませるのが問題ということになります。ローンを組んで支払っているお客が100%理解していないから、途中解約するときに、まだローンが残っていることにショックを受けて問題になってしまいます。

だから実質0円の問題は、0円という金額が問題ではなく、「実質」こそが問題なのです。

2年間きっちり支払ってもらえれば、ローンの毎月の支払いは、肩代わりしてあげますよ。きっちり支払わなかった場合には、自分のローンは自分で払ってくださいね。という意味が、「実質」の意味です。

ここが問題なのです。

それともう一つ、スマホ本体と通信費を分けて考えてみるとわかります。

スマホ本体が59,800円だったとします。これを2年間(24か月)でローンを組んだとします。毎月の支払いは、2,500円くらいです。

次に、通信費

電話もネットもつなぎ放題で毎月7,000円くらいです。

合計すると2,500円+7,000円=9,500円 これが支払わなければいけない金額です。これでは、家計の負担が大変だろうということで、キャリアがスマホ本体の支払い2,500円は、肩代わりしてあげましょう。というのが「実質」の意味です。

しかし通信費7,000円の支払いは、ずっと続きます。実質0円だろうが、実質720円になろうが、通信費7,000円のことには一切触れていないのです。

ここが問題なのです。

「実質」という意味をきちんと理解して広告しているとはとても思えません。だから誤解され、問題になってしまうのです。

きちんとした広告を出すのなら、「実質0円」ではなく「実質、通信費のみ」と書かなくてはいけないのです。

もっと親切に広告するなら

「実質、通信費7,000円~(+オプションの料金が掛かります)」

としてあげないと、お客への説明になっていないことになります。

実質0円の売り方はおかしくない?

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