【言語】ドイツ語

ドイツ語を公用語としている国は、ドイツ、オーストリアをはじめ、世界で6か国です。文字は、英語のアルファベットに似ていますが、それに加えて、ウムラウトという点々が二つ付いたアルファベットを加えて30文字で表されます。

発音は、Rなどの特殊なものを除いて、綴りの表記どおりローマ字読み出来ることが多いので、会話の際に発音に困ることは、日本人にとってあまりない言語と言えるでしょう。英語を勉強した者にとっては勉強しやすい言語です。英語に似た単語も多くあり、関連づけて覚えやすいからです。

ただし、文法は異なります。単純な文章では、英語の動詞は、比較的文章中の自由な位置に置かれますが、ドイツ語は決まって2単語目に置かれます。また、名詞は男性、女性、中性名詞と分かれており、それぞれに異なった冠詞が使われます。

主語によって、6種類に分類され、それぞれ動詞が変化します。これらの点は、日本語や英語とは異なるので、非常に厄介です。面白いと思うドイツ語の特徴として、単語をくっつけて、文法的に正しく長い名詞が出来ることです。これは日本語や英語にはありません。あと、独特の音が面白いです。初めてドイツ語を聞くと、話している人が怒っているように聞こえるかもしれません。

ドイツ語の特徴のひとつは”物を示す代名詞にも性別がある”というところです

たとえば目の前にある物をさすときに”彼”だったり”彼女”という言葉を使うわけです。例えばペンが女性名詞であるとしたら、そのペンのことを人に教えるときに、”それがペンです”ではなく”彼女がペンです”という言葉になります。英語だと”it”で表すところを、ドイツ語だと”彼”や”彼女”という言葉で表すのです。といってもすべての名詞が男性女性に分けられるわけではなく、どちらでもない場合もあるので、そういうときは物だということがわかる代名詞になります。

名詞の性別は代名詞だけではなく、名詞につけられる、英語でいう”the”にあたる単語も名詞の性別ごとに変わります。それは名詞の位置によって、主語か述語か、目的語かなどで性別を表す単語も変化します。

これらのことをふまえて翻訳をしないと、わけがわからない日本語になってしまいます。文章をしっかり読まないと、その名詞が生き物なのかそうでないのかもわかりません。

ドイツ語には他にも、英語にはない文法の注意点があり、英語が身についている人にとっても簡単ではない言語だと思います。ネイティブではない人が身につけるためには、あせらずゆっくり勉強するしかないです。

ドイツ語で挨拶する(独会話 講座)
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