荘厳な中世そのまま ハンガリー

日本からは直行便が出ていない、ハンガリー。

ヨーロッパ主要空港で乗り継ぎか、バス、電車などのアクセス方法があります。ウィーンで飛行機を降り、バスでハンガリーの首都、ブダペストへ向かう。

ここ出会える車窓からの景色は、憧れのヨーロッパ片田舎の風景そのものです。ゴッホの絵に出てきそうな少し波打ったオレンジ色の瓦屋根の家、その上にはコウノトリの大きな巣が。タイミングが良ければ、巣に立つ大きなコウノトリや親子に出会えます。のびのびとそびえるポプラ並木。今が現代と言うことを忘れ、少し時代を遡ったような錯覚に陥ります。

そんな景色を眺めつつ、首都ブダペストに入ります。今までの田舎の景色とは一転、勇壮な国会議事堂、くさり橋、王宮が姿を現します。ここは世界遺産に指定されている「ドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」です。その美しさから「ドナウの真珠」とも呼ばれています。

ここで見るべきなのは夜景です。国会議事堂などは黄金色にライトアップされ、暗闇に浮かび上がります。統一感のある、暖かみ溢れるオレンジ色の街灯に街中が包まれ、ドナウ川に反射し、光は倍増して街全体が更に輝きを増します。

街全体の景色を楽しみたいなら、ゲッレールトの丘に行きましょう。ドナウ川を中心に点在する有名スポットを両岸に一望出来るのです。夕暮れ時、静かに暗闇が街を覆い始めると反比例して、灯りが街を包み始めます。その様子をゆっくり堪能する贅沢さ。遠くには先ほどバスで走り抜けた田舎の景色が。

素朴な田舎の景色から、荘厳な中世そのままの首都が黄金に輝く景色へ。ハンガリーの旅の魅力はここにあります。

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