国際結婚し、欧州某国の田舎で暮らしています。最初にことわっておきますが、田舎ではありますが、一応先進国です。わたしが暮らしている町の役所は、何か書類を取りたい時など、朝の８時から配られる整理券をもらわないといけません。
しかしその整理券の数がびっくりするほど少ないため、毎日のように整理券をほしくてももらえなかったひとが続出しため息や怒号が飛び交います。役所がそんなシステムを導入したのは選挙で政権が変わったことがきっかけで、新しい市長の評判は最悪です。
そんな状況が長く続いているためか、最近では朝の５時６時から列に並ぶひとが後をたたず、７時や８時に行ってもまず整理券はもらえません。一度朝の５時から並んでやっとの思いでとった書類が間違っていて、泣く泣くまた翌日朝の５時に並びなおさないといけなかとた時は本気でこの国のいい加減な役所仕事に腹がたつと同時に、いつ行っても何の問題なく入れる日本の市役所が恋しくなりました。
日本なら数分から長くても一時間で済みそうなことも、半日から１日がかりの大仕事になることへのイライラは現地での生活が長くなってきた今でもなかなか慣れることができるものではありません。