ホンジュラスのコパン遺跡 マヤ文明を知る

マヤ文明の遺跡はメキシコやグアテマラが有名ですが、実はホンジュラスにも遺跡があります。

ホンジュラス西部、グアテマラとの国境近くに位置する「コパン遺跡」です。コパンはマヤ文明の全盛期である古典期に栄えた王朝都市で、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。コパン遺跡には多くの彫刻群が残されており、彫刻文字からは王朝の歴史を読み解くことができます。

コパン遺跡の最大の見どころは、神殿の前に設けられた「神聖文字の階段」と呼ばれる建造物です。62段の階段に2200字のマヤ文字が刻まれており、これはマヤ文明最長の文章といわれています。

しかしながら、マヤ文字が解読される前に階段の修復作業が行われて石段の順番がバラバラになってしまったため、未だに解読が進んでいないそうです。

神聖文字の階段以外にも、マヤ文明古典期最大といわれる球戯場や歴代の王の彫刻などコパン遺跡ならではの見どころがたくさんあり、遠くマヤの時代に思いを馳せることができるでしょう。

そして、コパン遺跡を訪れたのであれば隣接する町コパン・ルイナスにもぜひ立ち寄れるとよいでしょう。他の中米諸国の都市同様、中央公園を中心に石畳の街並みが広がっています。観光客向けのイベントが行われる際には、民族衣装を着た青少年を見かけることができます。

ホンジュラスまで足を延ばすのは大変ではありますが、せっかくマヤ文明の遺跡を訪れたのであればコパン遺跡も訪問し、遺跡巡りを心ゆくまで楽しみたいですね。
Honduras

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