【言語】ズールー語

ズールー語とは、南アフリカ共和国の東部で使われている言語です。南アフリカ共和国は、公用語が英語以外に10言語もありますが、その中でズールー語は22.7％と、最も多く話されている言語です。

ズールー語をはじめとする南アフリカの言葉に共通するのは、「クリック子音」です。クリック音とは、舌打ちして出す音のことですが、日本人の舌打ちと違って、かなり大きな音となります。

日本人が聞くと、チェッとかチュッという音よりは、「カン!」とか「タン!」というかなりはっきりした大きな音です。これをマスターすることが、ズールー語を上達させる早道と言えます。

アフリカの言語の中では、ズールー語は早くから文字にもなっていますが、所謂標準語と方言に当たる話言葉が別々に出来上がってしまった為、文字で書く場合は2通りの言語になってしまい、結局2つのズールー語があるというのが現状です。

これは、ズールー語の大きな特徴でもあります。

アフリカの言葉は、西洋人によって文字化された物が多いので、必ずしも現地の人々の発音に近いとは言えない物も多いのですが、その中で、ズールー語はあまり西洋の影響を受けずに文字化されたので、現地の人々の話し方や文法がそのまま表されています。

Zulu Click Language Demonstration